Posts in 2020

  • Anacondaによる環境設定

    Thursday, September 24, 2020 in ブログ

    必要があってPythonをそこそこ久しぶりにいじることになったので作業内容のメモを残して置くことにします。 今回はAnacondaを用いた環境構築のやり方です。 Anacondaとは Anacondaはデータサイエンスや科学技術に必要なツールやライブラリをまとめてインストールできるものです。面倒な環境構築を避けることができるというのが魅力のようです。PythonとAnacondaの違いについては以下のサイトに詳しく載っています。 …

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  • 因子分析の教科書における因子数の選択についての記述

    Wednesday, September 23, 2020 in ブログ

    はじめに 必要があって因子分析や心理測定の教科書で探索的因子分析の際の因子数の推定法がどのように扱われているかを調べたものの記録。手元にあるものだけ。 Brown (2006) Brown, T. A. (2006). Confirmatory factor analysis for applied research. The Guilford Press. 因子分析の定評のある教科書(らしい)。大学院の授業で読んだ。基本は確認的因子分析の教科書なのだが,2章で探索的因子分析も扱っている。その中 …

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  • 探索的因子分析の際の平行分析について

    Wednesday, September 23, 2020 in ブログ

    はじめに 因子分析に関連した調べ物の必要があって,その覚書。今回は平行分析について。 探索的因子分析で因子数を決めるための複数の基準が提案されていますが,平行分析(parallel analysis)はその一つで,因子分析の教科書などでも勧められる方法です。アイデアとしては,分析しようとしているデータセットと同じサイズであるランダムなデータセットから計算された固有値と比べて,ランダムなデータセットよりも大きい固有値までを採用しようという考えのようです。こうすることでサンプリングの誤差に対応できる …

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  • 因子分析におけるMAP基準について

    Tuesday, September 22, 2020 in ブログ

    はじめに 探索的因子分析において,因子数を決める際にはさまざまな基準があるのですが,その中にMAP基準というものがあります。必要があって調べた際のメモを残しておきます。 MAP基準とは MAPはMinimum average partical correlationの略です。オリジナルはVelicer(1976)による次の論文です。https://doi-org/10.1007/BF02293557 $p$個の観測変数の相関行列を$R$とします。サイズは$p \times p$です。主成分分析の …

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  • EFAから計算したωとCFAから計算したω

    Wednesday, September 16, 2020 in ブログ

    2つのω係数について 信頼性係数の1つであるω係数は$\omega_h$と$\omega_t$があって,それぞれ $$ \omega_h = \frac{{\bf 1^{\prime} c c^{\prime} 1}}{{\rm Var}(X)} \\ \omega_t = \frac{{\bf 1^{\prime} c c^{\prime} 1}+{\bf 1^{\prime} A A^{\prime} 1}}{{\rm Var}(X)} $$ として表される。${\bf c}$は一般因子の因 …

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  • lavaanでMplusのカテゴリカル因子分析を再現する

    Monday, April 27, 2020 in ブログ

    Mplusで行われたシミュレーションをRで再現しようとした際に調べたことの記録.MplusにおけるESTIMATOR=WLSMVとlavaanでestimator="WLSMV"にした際の挙動について. データ Rのpsychのパッケージに入っているbfiの質問紙データの一部(A1-A5の項目まで)を利用した.なぜ一部かというとMplusのデモ版だと使える変数の数に制限があるためである.とりあえずcsvにして書き出す.Mplusだとデータファイルは変数名を含めないようなの …

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  • non-normalな乱数を発生するパッケージあれこれ

    Friday, April 24, 2020 in ブログ

    はじめに Rは基本のパッケージに様々な確率分布の乱数を発生させる関数が備わっているが,研究の都合で正規分布に従わない歪んだデータを発生させる必要がでてきたので,Rで歪んだデータの乱数を発生させる際に使えるパッケージをいくつか試してみた. fungible まずはfungibleというパッケージに入っているmonte1という関数.変数の数,サンプルサイズ,母相関行列,歪度のベクトル,尖度のベクトルなど必要な情報を入れると,指定した通りの標準化された多変量の歪んだ乱数を生成してくれる. …

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  • カテゴリカルデータをlavaanでSEMする際の細かい話

    Thursday, April 16, 2020 in ブログ

    lavaanでカテゴリカルデータのSEMをする際には,orederedの引数にカテゴリカルなデータの変数名を指定する.推定はデフォルトではWLSMVらしい. WLSMVというのはそもそも,estimatorのみを指している訳でなく,estimatorがDWLSで,robust標準誤差を用いて,平均と分散を調整したテスト統計量を使う3点セットのことらしいのだが,Mplusでデフォルトの推定WLSMVなため業界ではこの呼び名で定着したそうだ. Mplusはversionが1から5まで …

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  • Zoteroのファイル管理の覚書

    Thursday, April 09, 2020 in ブログ

    はじめに 文献管理にZoteroを使っています.ZoteroのWeb importerを使って論文をダウンロードした際に,オンラインストレージの中の特定のフォルダに整理した状態で入っているようにしたくて,いじくった際の自分用メモ.以下のサイトを参考にしています. Zotero で論文管理してみた話 やったこと ZoteroのStandaloneをダウンロードしてインストール Zotero Connecterをブラウザに追加 Zotfileのアドオンをダウンロードしてメニューバー …

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  • RからeStatのAPIを使ってみる(その2)

    Sunday, March 08, 2020 in ブログ

    はじめに Rからe-Statを使うお勉強の記録.@yutannihilation さん作成のestatapiというパッケージがあり,それを使ったらとても楽だった.使い方は以下のページに書いてある. https://qiita.com/kazutan/items/9c0b2dd0f055fde45cda 不登校の児童生徒の数 今回は,文部科学省の「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」という調査を使ってみて,都道府県別1000人あたりの不登校児童の数をグラフにしてみた.日本地 …

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